ガーデンセラピーの庭づくり
◆◇◆◇ ガーデンセラピーの庭づくり ◆◇◆◇
「庭」
意味
庭とは・・・ 敷地内に設けた空間。
木や草花を植えたり、石や池を配する庭園
語源
庭とは・・・ 本来神事や狩猟、農事を行う場所又は波の平らな海面などを
さし、何かを行う平らなところが 『庭』とされてきました。
平安時代頃から 「には」 が庭園のいみに転じたとされている。
諸説あるが、有力な説としては
「土間(はにま)」 の略転 「土間(には)」 の意味とされる
「土場(には)」の意味など 「土」 を語系とする説と
「に」 が 「な」 の 転 「は」 が 「延」 の広がるところに用いる
接尾語とする説がある
これらのことから考えると 「家庭」 は 人が暮らしていくための空間をさし、
「家族が生活を共有する場」 ということになります。
本来庭に求められる重要な要素、季節の変化をよく理解し分析しておく必要があります。
ガーデンセラピーを学ぶ上では 年間の行事、地域の慣習など学ぶといいでしょう。
「縁側」
縁側は、日本の和風の家屋の独特の構造で、家の建物の縁部分に張り出して
設けられた板敷きの通路です。
庭等の外部から直接屋内に上がるという用途も持ちます。
欧風建築では、ベランダ、ポーチといったものが 意匠的に似通っています。
障子が薄明かりの中でその向こうの人や風景を見えないような
曖昧さの中に感じることが出来るのと同じように、
内でもなければ外でもないという縁側に空間を仕切る意識が
日本家屋空間と独特の曖昧さの構造を見るという
文化論も語られます(ウィキペディア参照)
ガーデンセラピーを考える上で 最も重要な場所となる縁側は
四季の行事を行うだけではなくさまざまな暮らしに関する大切なところです。
コミュニケーション、リラックスはもちろん 遊び、学び、食品乾燥など
暮らしのガーデンセラピーのまさしく中心といっても良いでしょう。
縁側がない戸建て住宅では リフォームでデッキを増設して
それに変わる空間を工夫して作りましょう。
狭い場所では 演題を設置するだけでも環境を作り出せます。
縁側に代わるエクステリア資材
ぜひ育てておきたい日本の情緒ある植物
日本の山野草には、暮らしに直結した植物や季節を感じる植物がたくさんあります。
日本だけでなく、世界中でその地域の植物は暮らしの文化に生かされてきました。
「日本」の代名詞とも言うべき 「和」 とは 聖徳太子が十七条憲法にて制定した
「和を以って貴しとなす」 意味「和を以って貴しとなす とは 何事をやるにも、みんなが
仲良くやり、いさかいを起こさないのが良いということ」に由来します。
「和草(にこぐさ)」は葉や茎のやわらかい草で、ハコネシダの古名とも言われます。
「にこにこ」の語源ともなった日本の草花は、優しく私達が生きていくうえで
多くの力を与えてくれます。
ガーデンセラピーに有効な植物