冬から春の花壇に植えるおすすめの花
ガーデニング初心者でも育てやすい花
冬の花・冬から春に咲く花
冬の寒さの中でも元気な花はあります。早春の訪れと共に
明るい花色で咲き始めます。
冬のガーデニングは花が少ないイメージがあります。
しかし、冬でもパンジーやサイネリアなどのように鮮やかな花、
ポインセチアなどのように季節感たっぷりのものまで数多く楽しめます。
早春が近づけば、春の訪れを待つ花も咲き始めます。
ガーデニング初心者でも簡単なパンジー・ビオラのような育てやすい
冬・春の花を楽しみましょう。
ここでは、ガーデニング初心者のかたでも手間のかからない冬から春に咲く
冬の育てやすい花苗を紹介します。
参考にして下さい。
アリッサム
◆開花時期 10~6月
◆苗の購入期 10~4月
◆草丈 10~15cm
◆花色 赤、白、オレンジ、紫
■育てやすい花 ■長い間楽しめる花
アリサッムは、白や赤、紫の5mmくらいの小さな絨毯のような花が
主に2~6月頃まで密に咲き、秋から冬・春まで長期間花を咲かせる育てやすい花です。
草丈は高くならず、上には伸びず横に這うように広がっていきます。
スイートアリッサムとも呼ばれ、甘い香りがしますから、ベランダや窓辺の装飾にも
ぴったりです。プランター、吊り鉢、バスケットと容器を選ばず寄せ植えにもぴったりです。
最盛期のころにはこぼれんばかりに花が密に咲きます。
ガーデンシクラメン
◆開花時期 10~5月
◆苗の購入期 10~1月
◆草丈 10~20cm
◆花色 赤、白、ピンク、黄、紫
■育てやすい花 ■冬の寒さに強い花
◆購入時のポイント
花つきのポット苗として10~1月に販売されています。花色や花形などを決め、
コンパクトに形よく茂っているものをえらびます。
◆ガーデンシクラメンの育て方のポイント
- 苗の植え付けはあまり寒くなると根の張りが 悪くなるので早めに植えます。
- 苗の植え付け方は根鉢を崩さず、球根が土に埋もれない程度に浅植えにします。
● 花が枯れてきたら付け根から取り除きます。
◆苗の植え付け
ガーデンシクラメンは残暑を避け気温が下がり始める9月下旬から12月上旬頃が
寄せ植えやプランター植えの適期です。清潔で、水はけの良い土に元肥として
緩効性化成肥料を混ぜ込み、根鉢を崩さず、球根が土に埋もれない程度に浅植え
にします。植え付け後はたっぷりと水を与え、屋外の明るい日陰に1週間ほど置いた
後、日当たりの良い場所へ移します。
◆用土
用土は水はけの良い肥沃な用土が適しています。
小粒の赤玉土6:腐葉土3:パーライト1の割合で混ぜた用土、または、
市販のシクラメン
用用土を使用します。
◆水やり
土の表面が乾いてきたら、花や葉にかけないよう、株元にたっぷりと与えます。
水の与え過ぎは根腐れの原因になります。
◆肥料
ガーデンシクラメンは開花期が長いので肥料は元肥として緩効性化成肥料を
与えるほか、開花中も追肥として月に3~4回液肥を与えます。
◆植え替え
4月ごろガーデンシクラメンの葉っぱが少ないようでしたら、鉢に植えたまま
水やりを中止して、直射日光と雨の当たらない風通しがよく涼しい場所で
強制的に休眠させます。9月下旬になったら球根の根を3cmぐらい残して切り落とし、
新しい土に植え替えます。
4月ごろガーデンシクラメンが元気で葉がたくさんあるものは、なるべく涼しくて
直射日光を避け、優しい朝日が当る場所に置きます。
水は鉢土の表面が白く乾いてから与えます。肥料は通常の半分ぐらいに薄めた
液体肥料などを月に2回ほど与えます。梅雨明けの7月から8月までの夏は風通し
のよい日陰で育てます。9月上旬になったら根鉢の3分の1程度を崩して植え替えます。
◆病虫害
シクラメンマイツ(ホコリダニ)が発生すると花や葉が変形します。
気がついたら、急いでケルセン乳剤を散布。過湿や枯れた花や葉を放置すると、
灰色カビ病になりやすい、これにはペンレートなどの殺菌剤で対処しましょう。